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あいうえお辞典 「ん」
毎日少しづつ更新していきた「あいうえお辞典」も最後になってしまいました。
今日は「ん」。最後はちょっと長めの文章ですが、最後まで読んで頂けるとありがたいです。


「ん」ん ん?


五十音を完結する最後の言葉は「ん」と「ん?」

納得と疑問の言葉

間逆の意味を持たせて終わる 感性の言葉

音というよりも響きという方がふさわしい

呼気は前に出ず

ただ私の体に響くのみ 響くのみ

全身で表現する最後の言葉


その間逆が存在する瞬間がある

臨終だ

逝くものが最後の呼吸をし終えた時

体が響いていた感覚を一瞬思い出し完全に呼吸は止まった

その時に小さく響いた音が「ん」だったという気がしてならない

小さな納得

言葉にならない最後の響きは周りの人に余韻を残す

私たちはそれを「ん?」と解した

逝くものが最後に伝えたかったこと

理解してねとメッセージする最後の言葉

さて、このピュアな音をどう読みましょうか


人は亡くなると、それから2日間のうちにお骨になる


  あるとき神様が会議にかけられた。

   逝く者とのお別れの時間について話された

    あまりに長いのも・・・・だからと言ってあまりに短すぎるのも・・・

     事が運ぶ時間を思っているよりも短くするほうが、

      気持ちが後から追いかけていくぐらいの方が

       生きているものには優しいのではないかと、そうお考えになり

        基準値48時間に決定された


この時からこれは生きている人たちにとって生涯で一番忙しい時間になった。

お葬式の始まりだ。 

人は死んだ瞬間にもう天に行ってしまっているから

お葬式は故人を送るためのものではなく

私達が納得してお別れするための式なのだ。

だからこの2日間は残された者のための時間。

その短い時間に私達は逝く者の生きた年月を凝縮させて、

私達のすべてを尽くして故人の心を汲みとりその業を進めるつもりだ。

誰かのために何かをする究極の業なのだ。

その様子を死んだものは上から見ている。私たちの頑張る姿をニコニコ見ている。

私達は一生懸命に「ん?」を「ん」に変える努力をする。

2日間で肉体が無くなることを形式的な流れの中で受け入れることで、

とりあえず小さな納得をする。心は後だ。

・・・事はうまくおさまることを知っている。

私たちはこの2日間で大切なことを学ぶだろう。

昨日まで普通にあったものが今はもうないということに怯えてはならない。

また人はそれを受け入れるための強さがあると。

死があってこそ生がある。

そしてここから長い時間が始まる。

一生をかけて故人を覚えておく仕事に入る。

感謝、尊敬、償い・・・・さまざまな思いと共に。


人はこの業を繰り返す。どのひともどのひとも。

そして何代か経って誰も覚えてくれている人がいなくなった時

またこの世に生まれてくることが出来たら幸いだろうと思う。


私達はいつも疑問の「ん?」の状態にあって

考えて、考えて、小さな納得「ん」を静かに繰り返し

「大丈夫、大丈夫」と自分を励ましながら生きていっているのではないか。


五十音を使い切って自身で人生を創りあげる。

「ことば」に背中を押される気分だ。

ああ、確かに。

すべては「ことば」から始まっているのだ。





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